11月19日(日)に、「セルフディスカバリーアドベンチャー イン 王滝」に参加してきました。
例年だと9月に開催される秋の王滝。
今年は120kmにエントリーしていたのですが、台風の直撃を受けて中止となってしまい、急遽11月の開催となりました。
11月下旬の長野の山中ということで、かなりの寒さが予想されていましたが、開催日めがけて寒波がやってくるという天気予報にドキドキ。
寒波の影響で、大会2日前にコース変更の案内があり、100km、120kmの部ともにアプローチ約7kmと、1周18㎞のコースを5周の計97kmのコースとなりました。
何はともあれ無事に開催されて一安心です。
厳しい寒さに耐えるために、会場に向かう前にこってりで身体を芯から温めていきます。
大会前日の夜に会場入りし、そのまま車中泊。
外は氷点下の冷え込みでしたが、マイナス20度まで対応の寝袋と、こってりラーメンのおかげで家の布団より暖かい感覚でした。
当日は4時前に起床し、真っ暗の中スタートラインに自転車を並べに行きます。
いつもの王滝と比べて参加者は少なめで、前方に余裕をもって並べることが出来ました。
そしていよいよ6時、相変わらず真っ暗な中、ライトの光を頼りにスタートです。
ここからはゴールまで写真無しとなります。
林道に入るまでの最初の数キロは、先導車がつくパレード区間、集団走行になるため、落車などの無いように注意しながら走ります。
そして先導車がいなくなると、いよいよダートが始まります。
スタート直後に「あれっ?あれっ?」という言葉とともに後方に消えて行ったTKPさんが気がかりですが、ひとまず目の前の登りに集中します。
しばらく走っていると夜が明け、明るくなってきます。
寒さも心配していたほどではなさそう。
そんなことを思っていると、標高が上がるにつれて周りの景色が白くなっていきます。
場所によっては積雪10センチを超えていそうですが、轍の上は何とか走れそうです。
楽しい下りは雪の重みでスピードが出ず、、。
無理してスピードを出してみるとツルンとすっ転びました。
転んでからは下りも無理せず、完走を目指してマイペースを心がけます。
2周目に入り、延々続く登りで死にそうになっていると、のりさんが軽やかに抜いていきました。調子が良さそうです。
この頃からハイドレーションの飲み口が凍り、ハイドレーションバッグがただの重りとなってしまいます。
ボトルはまだ生きていますので、ボトルのの水で補給をしていましたが、こちらも段々と凍ってきます。
2周目の後半には、ボトルも凍り、ただの重りとなってしまいました。
この頃から腰に痛みが、、、。
3週目、チェックポイントでリタイヤした参加者が続々と出ているようです。
凍ったボトルにお湯を入れてもらい再スタートします。
きつい坂をしばらく上るとTKPさんに追いつかれます。スタート時に変速周りが凍ってしまうトラブルがあったようですが、何とか解消したようです。バックパックを降ろしてきたようで、スイスイと抜いていきました。
この頃になると腰の痛みが悪化したため、重りとなっていたバックパックの水をすべて捨てて走ります。
ボトルの水は再び凍りついていました。
3~4周目頃から、山の上の積雪ゾーンが荒れて走りづらくなってきます。
乗車できずに押して歩く人も多いようです。
1周目より気温も下がってきているような気もします。
リタイアした人、足切りされた人も多いようで、コース上であまり人と出会わなくなります。
バイクも各部が凍り、変速もかなり不安定になってきます。
何とか最終の5周目に入りますが、ディレイラーが凍りつき、チェーンすら回りづらくなってきます。
近くに落ちている岩でディレイラーを殴り、何とか氷を落とそうとしますがなかなか取れません。
凍っている箇所を集中的にしばき倒し、何とか動くように。チェーン切れなどのトラブルが起きないように慎重に走ります。
最後まで冷静に走り、無事ゴール!
結果 120kmの部(97km)
タイム 7時間23分50秒 20代男子 2位でした。
のりさん、TKPさんの2人に追いつけませんでしたが、このコンディションの中で無事に走り切れたことに満足です。
雪の王滝、なかなか出来ない貴重な体験でした。
凍り付いたダウンチューブ裏が、電動アシスト車みたいな形状になってます。
とりあえず、シクロワイヤード風に1枚記念撮影。
参加者の少ない20代は、完走すれば高確率で年代別表彰に絡めるようで、今回は年代別2位となりました。
来年からは激戦の30代となりますが、何とか頑張りたいと思います。
来年も王滝、また来ます!
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