2016.5月 王滝100km走ってきました。

5月21,22日の2日間は、店舗の営業をお休みし、日本最大級のMTBレース、「セルフディスカバリーアドベンチャー イン 王滝」に参加してきました。

約2年ぶりの参加でしたが、京都に住みだしてからは初の王滝ということで、今回は「京都MTB朝ライド」の皆さまと一緒に行動させていただきました。

前回出場時のタイムが6時間9分。今回の目標は、ズバリ、6時間切りです。
今回は最近購入したニューバイク(29インチ)での参加です。今までは26インチMTBで参加していましたが、ジープロードが延々と続く王滝は、転がり性、グリップ感の良い29インチが有利なため、バイク性能に期待です。
肝心の身体の方はというと、トレイルライドは頻繁に行っているものの、自分を追い込むようなトレーニングは、本番1週間前に1度したのみ。体力的な不安はありましたが、そこは自転車屋さん。機材の力を信じることにしました。


使用バイクは、CANNONDALE F-Si CARBON TEAM
メインコンポは、SRAM XX1 チェーンリング32T
タイヤは、SCHWALBE RACING RALPH 29×2.1 空気圧1.9BAR チューブレス仕様
グリップは長距離の定番、ERGON GS1
サドルはお気に入りの、SELLE ITALIA SLR


そしてサイクルコンピュータが苦手なワタシは、やはりコレ、ADEPT Arclock オシャレな時計です。


まずは大会前日の21日、現地に向かう途中でお昼ご飯。
過去の自分に勝つ!というありがちな理由でカツカレー。


会場に到着すると、すでに大勢の参加者が出展ブースを見学していました。
MTBマラソン系競技で活躍する、TOPEAK ERGONの池田選手も、出展ブースにいらっしゃいました。

受付を済ませると、きっちりと自転車の最終点検。レース中のトラブル、防げるものは防ぎたいですからね。
100kmの長丁場のため、特にチェーンオイルは、チェーンの1コマずつ丁寧にさしていきます。

夕方にレースの説明会兼パーティがあり、アルコールも出てくるのですが、翌朝からレース、、、。
悩んで悩んで、、、飲みました。やっぱりビールです。シアワセです。
早朝3時起床予定のため、9時には就寝。気持ちよく眠れました。


大会前日、当日とも良く晴れていたため、朝方はかなり冷え込みました。
4時半からスタート地点にバイクを並べられるのですが、4時の時点で既にかなりの人数が待機しています。
何とかそこそこの位置を確保し、スタート前の準備を行います。


今回の補給食は、
ハイドレーションにメイタン電解質パウダーを水に溶かしたもの2リットル
ボトルにパワージェル5本を水で溶いたもの500ml
ジャージのポケットに、メイタンCC、メイタンCCCを計5本、スポーツようかん2本
バックパックにおにぎり、大福、メイタンCC3本
という装備でした。

レース前に、足攣り防止のためのサプリメント、メイタン2RUNと、乳酸をパワーに変えるという嬉しいサプリ、JUCOLA クエン酸パワーを飲みます。

さあ、いよいよスタートです。ここからは走っていて写真がありません。

林道に入るまでの最初の数キロは、先導車がつくパレード区間、集団走行になるため、落車などの無いように注意しながら走ります。
そして先導車がいなくなると、いよいよダートが始まります。

とりあえず集団がばらけるまでは、目標タイムが近い、mineさん、Mizoさんに離されないように必死で走ります。
最初はひたすら続く長い登り。10キロ地点を過ぎたあたりになると、身体も温まり、心拍も落ち着いてきます。

しかしやはり苦手な登り。目印にしていた朝ライドジャージも気づけば見えなくなり、早くも力の差を感じます。
登りで失ったタイムは、下りで取り返します。
下りが始まると、スピードが乗ります。29erのグリップ感と、レフティフォークの剛性感のおかげで、怖さはありません。
特に、レフティフォークは、レースが始まるまで正直、特別良い印象を持っていませんでしたが、下りでハイスピードになると、良さが実感できました。
剛性が高いため、フォークがぶれず、ライン取りが安定し、高負荷がかかった状態でもスムースにストロークしている感触が、今まで使用していたフォークとは別物でした。

下りで気持ちよく抜き、登りでまた抜かれるということを繰り返しているうちに、mineさん、Mizoさんに追いつき、しばらく一緒に走ります。

登りでは敵わないため、下りでできる限り引き離すように、平地区間も休まないように気合が入ります。
CP2が近づくころには、少し先行するようになりしばらく一人旅。
一人で登りは、本当に心が折れそうになります。もう二度と来たくないと思いながら何とか休まず走ります。
途中の下りでフロントタイヤから周期的にシュッ、シュッ、シュッと嫌な音が、、
やってしまったと思いながらも、新しく入れたSTAN’S NOTUBES、RACEシーラントの力を信じて走り続けると、エア漏れが止まりました。
心の中でガッツポーズをきめました。

CP2では水だけ頂き、念のためにタイヤの空気圧をチェックしてすぐに出発。滞在時間約30秒、つかの間の休憩でした。

その後も変わらず遅い登り。あまりの登れなさにいらいらしながらも、走っていくと、SHIVERさんの背中が、みえた。
決死のダウンヒルで追いかけようとしますが、頑張りすぎてオーバーラン。藪に突っ込みながらも何とか捕らえます。
ここからは抜きつ抜かれつ一緒に走ります。

そして最後の長い登り坂、ケイデンスを落とさないように、ペダリングを数えながら必死で登ります。
先行するSHIVERさんの背中が近づいたその時、SHIVERさんの心が折れた瞬間を目撃。
これがラストチャンスと思い、ペースを落とさず抜いていきます。

このあたりになると、42kmクラスの選手と合流するため、大半の選手が自転車を押しています。
頑張ってくださーい、と声をかけながら抜いていき、最後の下り坂へ突入。
最後にトラブルがあっても悔しいので、セーブしながら下っていきます。

無事、ゴール。
タイムは5時間39分、目標の6時間切りを達成しました。

ゴール地点で、マイブームのシクロワイヤード風写真を撮ってもらい、満足です。

走り終わるとすでに、次回に向けての課題について考えているから、王滝って、不思議なものです。
さっきまで、二度と来たくないと思っていたのに、不思議ですね。

今回は、機材の力もあり、目標達成できましたが、同じくらいのタイムの選手の中では、圧倒的に上りが遅いことがわかりました。
上を目指すには、日頃からのトレーニングは大切なものだということを改めて実感しました。

競い合える楽しさ、味わってしまうと病みつきですね。また出たいと思います。

京都MTB朝ライドの皆さま、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です