ほたか牧場MTB20時間耐久レース2024参加レポート

2024年6月29~30日に群馬県片品村で開催された
「ほたか牧場MTB20時間耐久レース」に参加してきました。

以前は24時間耐久レースなるものが有ったのですが、過去のブログを見返してみると、最後に開催されたのは2017年。しばらく長時間のレースはご無沙汰でした。

まずは必要な装備を準備するところから始めますが、久しぶり過ぎて全然思い出せません。
菅生さんとミーティングを行って、何とか装備をそろえることが出来ました。


レースが開催されるのは午後2時からという事で、前日入りしてレースに備えます。
レース会場までは片道500キロ以上。前が見えないほどの豪雨の中、高速を走りますが、レインコンディションにもう憂鬱です。
ところが会場に着くと奇跡的に雨が上がり良い感じ。
標高1500メートルのキャンプ場です。

菅生さんと一緒にレース用テントの設営をして、晩ごはん。
ビールが長旅の疲れを癒してくれました。

当日になると、24耐でお馴染みのメンバー、TKPさん、おこのみまんさんが合流です。
それぞれ準備をしてスタートに備えます。
心配だった天気は、夜中にザーッと降ったものの、当日は奇跡的に青空がのぞきます。

ピットエリアの整え方は人それぞれ。椅子を置くだけのシンプルスタイルから、補給食を並べる標準スタイル、自前の計測システムが机を陣取る独特なスタイル、そして物販イベント会場かと見紛うほどボトルやウエアが並べられたフル装備スタイルなどなど、、勉強になります。

そしていよいよレース開始です。
試走をしていない為、1周目は後方からのんびりスタート。
TKPさんはスタートダッシュ、遥か前方です。
いきなり遅れをとっていますが、今回の目標は自分のペースで走ること。そして、寝ないことです。
1周3.4キロほどのコース。チーム参加のライダーがグイグイ抜いて行きますが、最初の4時間はマイペースで休まずに走り続けます。


コースは前半が登りメイン、後半は下りメインというメリハリの利いた分かりやすい造りです。
コース上では菅生さんにもTKPさんにも会いません。近いペースで走っているようです。

4時間経過した午後6時からはライト点灯が必要な時間帯。
これから翌朝6時までは夜間の短縮コースとなります。
コース中盤のシンドイ登りがカットされ、登りが苦手なワタシには嬉しい時間です。
晩ごはんも食べずに補給食のみで頑張っていましたが、夜10時半頃に長めのピットイン。
カップ麺とおにぎりをいただきました。

食後は再び走り出し、淡々と自分のペースで走り続けます。
12時を過ぎるとさすがにしんどくなってきて、ペースが落ちますが、ここでとっておきのカフェインチャージ。
数日間カフェインを抜いていた身体に、コーヒーとあんパンがガツンと効きます。
登りも下りもグッとペースが上がり、何と夜中の2時~4時に最速ラップをたたき出します。
コース上でもTKPさん、おこのみまんさん、菅生さんを抜き去り、覚醒状態です。
その後もペースが落ちるたびにコーヒーとあんパンで身体に刺激を入れ、朝を迎えます。

朝6時、夜間の短縮コースが解除されると同時に集中力が切れ、一気にペースダウン。
残り4時間もありますが、1周走っては休憩する始末です。

8時過ぎ、ソロの優勝争いをしていた(と勝手に個人的に思っている)TKPさんにギブアップ宣言をして、
長~い休憩タイムに。


最後はソロライダー4人そろってコースをおさらいツーリング。
レース中とは思えない、ほのぼの写真が撮れました。

そして午前10時、レース終了時刻に合わせてゴールラインへ。
無事に20時間が終了しました。

レース後は表彰式。
総合優勝は24時間耐久でもおなじみ、ジラフさんの「ZERO to TOP」チーム。
ソロ優勝はお馴染み、TKPさんでした。おめでとうございます~!

表彰式後のじゃんけん大会、しっかり菅生さんがゲットしています。

ちなみに私は、ソロの部2位、総合7位、走行距離204キロという結果でした。

2位という結果ですが、自分の中では休憩も少なく良いペースで走れたこと。補給もしっかり取り、体を動かし続けることができたという点で、達成感のあるレースでした。
欲を言えば最後まで集中力を切らさずに走れれば、とも思いますが、それはまた次回の宿題に。

レース中スタッフの方が毎周回声をかけてくれたり、他のチームの方も応援してくれたり、アットホームで優しい空気感の大会でした。リピーターの方が多いのも納得です。
1周が短めでトレイルを走るような感覚の路面だったので、登りも下りも楽しめるコースでした。
主催者の皆様、応援してくれた参加者の方々、ありがとうございました。

チームでバーベキューしながらレースっていうのも憧れますね。
次回はぜひチームでも参加しましょう。

帰路は再び豪雨の中、睡魔と戦いながら、仮眠を挟んでやっとこさ帰宅しました。

大会の結果はコチラのリンクからご覧いただけます。

次回のブログでは、今回使用した機材のうち、特に調子のよかったものを少しピックアップしてみたいと思います。



MTBの長時間耐久レースについて
ネットで調べても情報は少なく、当店のブログサイトがヒットする始末です。

という事で次回以降の備忘録として、あって助かったものなど記録しておきたいと思います。

機材
・メインバイク CANNONDALE F-Si CARBON TEAM
・コンポ SRAM XX1 1x11speed Front32T Rear10-42T
・グリップ ERGON GP3
・タイヤ IRC GEO CRAW LIGHT 29×2.2
・チェーンルブ WAKO’S チェーンルブリキッド エクストリーム
・予備バイク CIELO クロモリハードテール 

ライト
・CATEYE VOLT800 ミドルモード使用
・CATEYE AMPP900 ミドルモード使用
・モバイルバッテリー駆動式ヘッドライト
・予備でVOLT400 ×2個
・CATEYE RAPID MINI 点滅使用

レース前食事
前夜 トマトパスタ
当日朝 チャーハン、バナナ
当日昼 トマトソース丼

レース中食事
・ジェル系12個
・スポーツようかん8本
・おにぎり4個
・カップ麺1個
・素うどん1杯
・2RUN2袋
・アミノバイタル3袋
・4個入りあんパン1袋
・コーヒー
・ボトル水(Alival入り)5本

ジェルorようかんを20~30分ごとに食べる(昼コースは毎周、夜は2周に1個)
食べない周回の時も水は必ず飲む

持って行って良かったもの
・コンパクトなモバイルバッテリー(従来品より軽かった)
・ピットでのライトはLEDランタン
電気ポットが使えたので湯沸かしの時間を取られずに済んだ

必要だったもの
・ボトルは3本だと足りない。補充の手間を考えると8本以上欲しい
・履きなれたSPDシューズ。直前で靴を新調するのは失敗

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