2022 47th & 48th TIOGA CARNIVAL 朽木 4時間エンデューロレポート

こんにちは、2回目の投稿になります。
イベントスタッフ(見習い)の井須です。

ついにやりました!
耐久レースで初の優勝、しかも総合トップの座をいただくという快挙です!

10月30日(日)に開催されたTIOGA CARNIVAL 朽木 4時間エンデューロに参戦しました。
TOM’S CRAFTのイベントスタッフコンビ、菅生さんと私で男子チームの部に出走となります。

前回7月のレースでは両脚攣って大失態を冒してしまったのでもう開催日が近づくにつれてビビりまくり。
ほんと私は耐久レースが大の苦手なのです。。。

●2016年にはソロで出場し1時間半で脚攣り、残り2時間はコース脇に隠れて過ごすという失態。
●勢いで出場した24時間耐久レースでは、これもまた1時間半で大転倒&脚攣り(しかもカーボンフレーム殉職)残り20時間は半分以上寝て過ごすという失態。
●2018年には2時間エンデューロにしてみたものの両脚攣ってゴールとともに倒れこむ失態。

いや、ほんと、ひどいですね。
1時間過ぎると両脚が攣り始めて、でもそれでも頑張る結果1時間半で両ふともも同時ロックで動けなくなります。

そんな怖い怖いエンデューロなのですが、レース数日前に今回の賞品がめちゃくちゃ豪華だと事前情報が入るわけです。

TIOGAのSPYDER TWINTAIL2サドル、しかもカーボンレールの最上級モデル。重量も120gしかない超軽量モデルです。SPYDERと言えばこの見た目、固そうに見えるのにしなりがあって座り心地も良いというギャップがたまりません。
10年以上何代にもわたってSPYDER TWINTAILを愛用してきた私ですがカーボンレールを使ったのはこれまでたった1度だけ。価格が2万円を超えるのでなかなか手が出ない逸品なのです。

↑この見た目にかかわらず座り心地が良いTIOGA SPYDERサドル(ちなみにこれはカーボンレールではないモデル)

しかも!!
なんと4時間エンデューロの後に行われるサブイベントのヒルクライム(脚をつかずにどこまで登れるかレース)、その賞品がDT SWISS X1900のホイール前後セット!!?
絶対欲しいですよね。前後ノンブースト規格の私のMTBには合わないかもしれませんが、ホイールGETできたらその規格に合わせて新しい自転車を買ってしまうかも!!

豪華すぎる賞品。
ビビっていたのも忘れて気合入りまくりなのですが、気合そのまま走ると脚が攣るので難しいところです。

◆◆◆

いよいよレース当日
9時30分、エンデューロスタートの時間です。

いつも通り走ってしまうと賞品GETできないので、序盤は思い切ってペースを落とす作戦に。
本来なら1周目はスタンディングでおらおら登っていくであろう箇所も、ギアを一番軽く(フロント28t-リア42t)してペダルをクルクル回すだけ。
他のチームに先行される形ですが、ここは出来る限り太ももに負荷をかけないよう徹底します。

5周走ったところで菅生さんに交代。
はじめから軽快なスピードでライバルたちを一気に追い抜き順位を上げていく菅生さん。

と思いきや、直後にペースダウン。
どうも心拍数がうまく上がりきらず体調が悪そう。
急遽交代して再び私が走ることに。

いつもは私が走れなくなるパターンですが、これは貸しをつくる絶好の機会。
菅生さんの代わりに少しずつペースを上げていきます。

我々TOM’S CRAFTチームを追いかける846小学生チーム(かなりのトレーニングを積んでいて速い)が何やら作戦を立てています。
『あのチームはおじさんだからここからペースが落ちる。一人はペダルが回っていないし(←菅生さんのこと)、もう一人は脚攣らないようにさっきからずっと脚を伸ばしている(←私のこと)』by八代さん

おおう!全部聞こえてるけど、全部その通り!!

いや、菅生さんは中盤から体調が戻ってきているので『おじさんは脚攣ってここからペース落ちる(←私のこと)』がグサグサと胸に突き刺さる。

入念にストレッチ!
とにかくピットで休憩中は身体冷やさないように上着着て、栄養補給とストレッチ!
太ももやふくらはぎ、腰のあたりも入念に伸ばしておきます。

2時間過ぎていよいよ後半戦。
さて、私のラップタイムはどんなものか。

28周目 5:42
29周目 5:58
30周目 6:12
31周目 6:16
32周目 6:27

落ちてる!!!きれいに落ちてます!!
どんどん落ちていきます!

調子に乗って走っていた時に5:20だったので1分以上は落ちているではありませんか。

そしてさらに大変なことが発覚。
同じ男子チームの部に出走していて、前回7月のレースでは圧倒的な走力で優勝した矢島工務店チーム。
なぜか私たちより後ろを走っていることがずっと気になっていたんですよ。

メンバー入れ替えてるんじゃない?で、一人めちゃくちゃ速い選手いるよね???
そう思った瞬間、とんでもないスピードで誰かに抜かされました。
ゼッケンを見ると同じ男子チームの部に出走している選手。
あぁ、この選手だ。

3時間経過の時点でTOM’S CRAFTがトップ。
2位が1周差で矢島工務店。タイム差でいうと5分程度。

私が1周6分で走るところを、その選手は5分切るペースで走るため1周走るごとに1分以上差が縮まるわけです。
もうやばいじゃないですか。

そして交代。
もうこの先ずっと菅生さんが走った方がいいんじゃないかというぐらい菅生さん良いペース。
序盤の貸しがこの時点で利子多めに返されてしまいます。

ゴールまで残り30分。
私がずっと走ってもペース落ちるだけなので、細かく交代してスピードをキープ作戦!
脚がもつのは2周まで、すぐ交代!

残り12分、菅生さんが1周!

残り6分、最後に1周、私、走ります!!
ここで力を出し尽くす!
あとのことは考えない、全力をこの1周にかけてなんとかトップを守るんです!

(4時間を越えたらゴールラインを通過した選手からレースを終えて、走った周回数で順位が決まるエンデューロ。
つまり時間ぎりぎりにラインを通過した場合はもう1周多く走れるのですが、その後4時間を越えて通過した選手は一足先にレースを終えることになります。)

3時間59分11秒、絶妙なタイミングでゴールラインを通過。
勝った、、、後方のチームは次の周回にはいかずレースを終えるだろう。
勝利を確信し、悠々とウィニングランしてガッツポーズでゴールするところを想像しながらゆっくり流します。

おおう???(2回目)
何か背後でタイヤの音が、、、??

マジかーーー矢島工務店チーム!!!
ものすごいスピードで追いかけてくる!!

いやほんと、信じられないスピードですよ。

油断した、最後に油断してしまった。。。
もうみるみる差を詰められてすごい勢いで抜かされてしまう。

うわー終わってしまったーーー

と思ったが。
どうやら1周差をキープしたままだったようで順位は変わらない、とか??
本当か!?それは本当なのか?うちが優勝で間違いないのか???

不安ながらもゴールして、TOM’S CRAFTチームの優勝が決定~。
良かった~もうダメかと思った。

優勝賞品のTIOGA SPYDERをゲット!

体力が落ちたり心拍数がうまく順応しなかったり、衰えを感じながらも我々おじさんは頑張りました!!
私は脚が攣らなかったのは初めて、耐久レースでの優勝も初めて、今日はいい経験ができました。

この後のヒルクライムは全然ダメでしたが、レース楽しかったー!

公式結果はこちらから↓

https://tomscraft-mtb.com/846/20221030/index.html

◆◆◆

今回多くの写真を846のスタッフの方にいただきました。
ありがとうございます!ブログで使わせていただきました。

アウトドアスポーツ846さんが開催されるイベントはこちらから確認できます→HP(http://main.846.info/
XC公式戦からエンデューロ、ショートダウンヒルまでたくさんのイベントを開催されていますが、例えば今回のエンデューロレースであれば、ソロの部やチームの部以外にも男女混成チームや200歳以上チーム(4人の合計が200歳以上)など色んなカテゴリーがあって色んな楽しみ方ができます。しかもそれぞれの部で豪華な賞品が用意されていたり、サブイベントもあって子供から大人まで皆が遊んでたくさんおみやげ持って帰れる!!もし興味のある方はいつでも声をかけてください。

また、今月は11月20日(日)に全日本選手権自転車競技大会−クロスカントリーが開催されます。
場所は2022東京オリンピックのコースにもなった伊豆マウンテンバイクコース(静岡県伊豆市)、まさに世界レベルのコースであり国内のどのコースとも一線を画します。高いテクニックとタフな身体が要求されるコースで、走れるだけでワクワクするような場所です。
私、井須もエリートクラスで参戦します!!どんなコースか、どんな選手が走っているのか、試走からレース当日までレポートしていきたいと思います。
国内のMTBクロスカントリー公式戦に興味がある方もぜひ声をかけてください。オリンピックへとつながるとても夢のある競技です!

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コースの動画はこちらのインスタでアップしてますので良ければどうぞ。

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